離乳食のお話
子供が生まれて口にするのは母乳やミルクです。
最初のうちは母乳やミルクだけで栄養が足りていますが、成長して寝返り・ずり這い・ハイハイ・あんよをするようになると使うカロリーも変わってきます。
また子供が成長していくうえで母乳やミルク等の栄養だけでは必ず足りなくなるので、ある程度成長したら母乳やミルクから離乳食へとうつる必要があります。
離乳食とは何?
離乳食と聞いてどんなものだと思いますか。
よく離乳食は食べ物から栄養を摂るものと勘違いしている人がいるのですが、離乳食とは母乳やミルクにプラスして食べ物から栄養を摂るということです。
離乳食だけで栄養を摂ろうとする人がいるので、まずそこは頭に入れておいてください。
こちらを参照にしてみてくださいね。
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離乳食とは母乳やミルクから徐々に変えていくもので「ごっくん期」「もぐもぐ期」「カミカミ期」「完了期」に分かれていてそれぞれの時期に適した食材や形があります。
少し手間がかかるのですが、市販の離乳食も売られているので自分にてきした形で離乳食を進めていってください。
離乳食を始める目安としては以下の通りです。
- 首すわり・お座りができる
- 食べ物に手を伸ばしたり興味を持つ
- スプーンを口に入れても嫌がらない
- 赤ちゃんの体調がいい
⓵ごっくん期
ごっくん期とは離乳食初期(5,6ヶ月)のことを言っていて、母乳やミルクをメインであたえます。
このごっくん期にいきなり食べ物を食べさせることはしないでください。
なぜなら生まれてからずっと栄養は母乳やミルクだったので、赤ちゃんの体は食べ物を消化する機能が整っていません。
なのでごっくん期は下処理をして、最初はひとさじから始めて段々と量を増やしていき一か月後には裏ごしをしたお粥30gくらいを食べられるようになっているといいですね。
最初は裏ごしのお粥から始め、慣れてきたら野菜や果物、そして魚や豆腐を与えていきましょう。
離乳食初期は裏ごしが必要なのでザルや裏ごし機を使うと楽に調理できます。
それと新しい食材を食べさせるときは必ずひとさじから始めてください。
【離乳食初期におすすめな食材】
・10倍粥
・うどんやそうめん(裏ごししてゆで汁等でペースト状にする)
・じゃがいも、にんじん、かぼちゃ、ほうれん草、バナナ(裏ごししてペースト状にする)
②もぐもぐ期
もぐもぐ期とは離乳食中期(7、8ヶ月)のことを言っていて、離乳食初期との違いは一日一回だった離乳食が一日二回になります。
およそ30~40%の栄養を離乳食で摂るようになります。
食材の柔らかさは舌でつぶせるくらいの固さにしてください。
二回食になると食べ物をうまく消化できなくてそのまま便として出てきたり、便秘がちになります。
最初は心配になるかもしれませんが、機嫌がよく元気であれば特に心配する必要はありません。
またこの時期は味付けはせず、出汁で味付けるなどしてください。
【離乳食中期におすすめな食材】
・7倍粥
・マカロニ、パスタ類
・肉類(ほとんどの肉類が食べられますが食べやすくなるように手を加えましょう)
・魚介類(細かく刻んで食べやすくする)
③カミカミ期
カミカミ期とは離乳食後期(9~11ヶ月)のことを指します。
2回食から大人と同じように3回食になり、この頃になると前歯が生え始めてくるので物を噛んで食べることができます。
離乳食の固さはバナナと同じくらいの固さがちょうどいいと思います。
またこの頃は自分で食べたいという欲が出てくるので、手づかみで食べ物を食べさせてみてください。
【離乳食後期におすすめの食材】
- 全粥・軟飯
- 麵類(柔らかく茹で、1cmくらいに切る)
- 野菜や果物はほとんどの野菜が食べられるようになりますが、食物繊維が豊富なものは細かく刻んでください
- 魚(十分に加熱したら全て食べられる)
④完了期
完了期とは(12~18ヶ月)のことをさしていて、食べられる食材が増えてきて大人と一緒に調理して取り分けられるようになります。
食べ物の固さは歯茎でつぶせるくらいで1cmの大きさにするのがいいですね。
また、手づかみ食べをしたい時期なのでスティック状にして食べさせるのも楽しみながら食事をすることができます。
【完了期におすすめな食材】
- 軟飯
- 野菜類(柔らかく煮るならほとんど食べられる)
- 肉類(脂が少ない部類を細かく刻んであたえる)
番外編:注意が必要な食材
はちみつ →ボツリヌス菌が含まれるため与えるのは1歳を過ぎてから
お刺身→消化が悪いため離乳食を卒業してから
甲殻類→アレルギーが心配な食品なので完全に離乳食を卒業してから
卵→アレルギーが心配なので中期から卵黄を与えて様子を見る
そば→1歳を過ぎてからよく茹でる
練り物→はんぺんはつなぎに卵白を使っているので要注意
離乳食は自分で食べ物を食べる練習です。
赤ちゃんが上手に食べなかったり、ぐちゃぐちゃにして遊んだりしてしまいます。
ですが離乳食は母乳やミルクの栄養から自分で食べて栄養を摂取する練習をするものです。
離乳食が上手く進まなくても焦らずマイペースに楽しみながら進めていってください。